英検ジュニア シルバーに挑戦中の息子。
こんにちは、英語子育てパパです。
先日英検ジュニアのブロンズを受験したあとに、すぐ「シルバーもやりたい」と言い出したので、取り掛かることにしました。
ブロンズのときに使ったのと同じ旺文社の『楽しくはじめる英検Jr.』シリーズの『シルバー』用を購入しました。
事前にテキストの内容を確認しましたが、シルバーでは文字が登場したり、今の息子の知らない単語なども多く登場するため、難しくてやりたくない、と言い出さないかという不安はありましたが、そもそも知らないことを学ぶために教材があるという前提に立ち返って、試してみることにしました。
テキストの構成的にはブロンズと似ていて、1ページごとに語彙やフレーズをCD音声と一緒に学んでいき、数ページごとに本番形式のクイズがついているという形です。
1ページ終わるごとにご褒美シールを貼っていく仕組みも同じです。
決定的に違うのは、必ずしも全ページで音楽がついてくるわけではない、ということ。
ブロンズでは語彙を音楽のリズムに合わせて楽しく学んでいくことができましたが、シルバーではシンプルに単語の発音が順に読み上げられるだけ、ということが多いです。
まだ全てやり終えていませんが、今のところあいさつのフレーズのページは普通に音楽がありましたが、語彙のページは機械的に読み上げられるだけなので、まずはその点でブロンズとのギャップを感じています。
音楽が伴っていないことに息子もちょっと戸惑ったようで、「あれ?音楽はないの?」という感じでした。
シルバーはそもそも小学校中学年を対象としているので、それくらいの年齢だと音楽は必要ないのかもしれませんね。
ただ音楽がなくなったことで急に「勉強感」が出てきたように感じるので、「英語はゲーム」みたいなノリで日々触れ合わせている親としてはちょっとヒヤリとします。
ブロンズと比較して、語彙のレベルも当然のことながら1ランク上がっており、1ページで読み上げられる語数も12語程度から20語程度と大幅に増加し、しかも案外素速いペースで機械的に次々と読み上げられるので、今の息子では聞いて理解して発音してイラストを目で追うという一連のスピードがついていっていません。
これはまだキツかったかな、やっぱりちょっと早かったかな、と思ったのですが、本人は思いのほか「頑張りたい」という気持ちが強いようで、何度も繰り返して各ページをクリアできるように頑張っています。
(どれだけ眠くても難しくても「今日全部やる」と毎日のように言います。
その意思は一体どこから来るのか親でもよくわかりませんが、諦めない気持ちは育っているようです。)
そこで僕としては、CDプレーヤーのリモコン片手に1語ごとに一時停止ボタンを押して、単語と単語の間隔を広げてあげながらどうにか難易度を少し落とす工夫をしてあげています。
が、知らない語彙が出て来るだけでなく、曜日や月の名前など、そもそもその概念すらまだ理解できていないものも多くあります。
それについても少しずつ教えながら、理解の手助けをしてあげています。
このように、いろいろな面でシルバーはブロンズよりグッと難易度が上がっています。
特に物事の理解が進んでいない4歳児にはキツイです。
でも本番形式のクイズは案外解けるようなので、今すぐシルバーを受験させてもそれなりの点は取れるかもしれませんが、それよりも教材に出てくる「未知語」との遭遇と学びに重きを置いて多くを学ばせる良い機会にできればと今は思っています。
上にも書いたように、シルバーにはなんとなく「勉強感」があります。
もちろん教材を用いた学習というのはそういうもので、必要なものでもあります。
ただ、これを4歳児がどのように受け取るか、ということには神経を使った方がいいでしょう。
「英語が勉強になる前に」というどこかのスクールか何かのキャッチコピーをなんとなく思い出します。
今はまだゲームとして楽しんでいる息子にとっても、英語はいずれは「勉強」になるでしょう。
そのときに、それでも「勉強というゲーム」として好意的に受け入れることができるのか、それとも「勉強は辛くやりたくないもの」という一般的なイメージの下でやることになるのか。
その分かれ目をそろそろ感じる気がしないではありません。
理想的には、「英語は勉強というより当たり前のもの」という状態が続いてくれればとは思いますが、日本語が社会的にも言語の発達的にも圧倒的に優位になるこの国の現実の前では、その「当たり前」を何年もキープし続けることはあまりにも困難です。
そうした今後の課題さえも、ちょっと大げさかもしれませんが、このシルバーは突き付けてくるように感じています。
けれど、息子は毎日「今日もシルバーやりたい」「僕あきらめない」と言います。
一つ一つクリアするたびに全力で褒めてあげながら、「英語は楽しい」も「勉強も楽しい」も心の中で根付くように育てたいと思います。
それがきっと、英語育児以前に、そもそも子育てにおける親の重要な仕事の一つでしょう。
シルバーを扱うことが年齢的に早すぎるからこんな課題を感じるだけなのかもしれませんが、実際の息子の英語力はシルバーでも通じることは明らかです。
なので、ここは親としても試行錯誤しながら踏ん張っていきたいです。