英検5級の単語帳を息子にやらせてみた。
こんにちは、英語子育てパパです。
以前に、息子に高校生向けの単語帳をやらせてみた話を書きました。
まだ4歳の彼にそんなレベルの単語帳を買ったのは、今の彼には中学レベルまでの単語なら簡単すぎると思ったことが理由の一つでした。
でも最近気づいたのは、「知らないことを覚えていく」ことも大切だけれど、一方で「知っていることを自覚する」ことも大事なのではないかということです。
購入した英検5級単語帳の収録語数は約600。
一つ一つ音声や例文を聞かせて言わせてみたり、意味を日本語で確認したりして、完全に身に付いていると判断できるものにチェックマークを入れながら進めているのですが、思った通りほとんどの単語を理解しているので、あっという間に終わってしまいそうな勢いです。
それでも、先日書いたように、「ちょっとめんどくさいな」と本人が感じることもあるようなので、1ページやったら好きなシールをそのページに貼るというご褒美を用意したりしながら、まあ総じて楽しく進められています。
すでにたくさんの語彙を知っていることを大いに褒めて、「そんなにできるようになったのは今までの成果」であり、そこに「勉強したことで生まれた価値」があることも易しい言葉で伝えつつ(どこまで伝わっているかは分からないとしても)、これまで身につけた力に対してしっかりと自己肯定感を持つことができるようにしています。
新しいことを覚えていくことは、魅力的ではあってもしんどいものでもあります。
それを4歳児に強いるのはまだまだ無理がある。
少なくとも僕は、自分の親(指導者)としての力量ではそれが自然にできるほど優れた親ではないと自覚しています。
だから、今の息子が覚えていないことに対していちいち新たに教えたり、それこそ高校生や一般の学習者のように勉強として学ばせることは避けるべきだと思うようになっています。
まだ4歳。知らないことなんて、これから生活していく中で無理せずとも自然に覚えていくことがほとんど。
だったら、今の自分を褒め、自己肯定感を高めることで、今後の学びがより自然で、前向きで、豊かなものになるように支えることが大切なのではないかと思い当たったのです。
その意味で、今の息子にとって、英検5級の単語帳は大きな意味を持つと感じています。
彼も、できた単語に自分で「できることの証」であるチェックマークを入れたがるようにもなりました。
本人なりに、チェックマークが一つ一つ増えていくことを楽しく嬉しいものだと感じられているようです。
もっと文字を読んだり書いたりできるようになって、ジュニアのゴールドも終わったあとには、実際に5級を受けさせてみたいと思います。
5級という資格自体を目指すのではなく、そのプロセスや結果を通じて得られるものを大切にしていきたいです。
高校生向けの単語帳も、なるべく「すでに知っているもの」を中心に進めていって、ときどき新しいものを覚えて役立てられるよう工夫していきたいと思います。