こんにちは、英語子育てパパです。
子育てに関心を持つと、「天才児は胎教から」みたいな話をよく見聞きします。
教育としての胎教の効果はよく分からないにしても、母親が心身ともにリラックスした状態になることが胎児に好影響を与えることは間違いないようです。
それでわが家でも、胎教の名のもとにクラシックを流したり、妻のお腹に向けて話しかけたりよくしていました。
知能の発達の効果も期待して英語の歌を聞かせたりもしていました。
その効果がいかほどのものか確認する術はありませんが、息子の場合、確かに音楽や人の声、そして言葉についてはかなり反応が良いと思います。
覚えも早く、一般的な幼児よりも何倍も多くの言葉を早いうちから喋るようになったので、検診のときにはとても驚かれたものです。
なにせ「まんま、ぶーぶー、ねんね」などせいぜい数単語も話せれば順調と言われるような時期に、日本語と英語を合せて100単語以上も喋っていたのですから。
でも個人的には、息子の言葉の発達に最大の影響を与えているのは、妻の語りかけのおかげだと思っています。
妻は妊娠中からとにかくずっとお腹の子に語りかけてくれていました。
散歩をしながら、歩く人々の様子、通り過ぎる車の形や色、道端に咲く花の名前や香り・・・
五感で感じるあらゆる刺激や感覚を、可能な限り言葉で描写して、妻曰く傍から見ればずっとひとりごとを言い続けているヤバい人(笑)って思われそうなくらいとにかく語りかけ続けてくれました。
生まれてからも、何をするときも必ず声をかけ、生きることと言葉はいつでも繋がっているということを子どもに感じさせるかのように、来る日も来る日も大量に、何度でも声をかけ続けてくれました。
妻の語りかけはもちろん日本語が中心ですが、今でもそれを続けてくれているおかげで、きっと息子は早期から言葉の重要性を感じ取り、吸収と発話を予想以上のスピードで覚えたのではないかと思っています。
もちろん言語の発達には個人差があり、発話が早いから賢く、遅いから知能も遅れている、といったものでは決してありません。
3歳くらいまでほとんどしゃべらなかった子どもが、ある日突然、それまで沈黙していた分を取り返すかの如くマシンガントークをするようになったというような例も数多くあります。
ただ、平均的な発育状況を鑑みたとき、胎教や乳児期からの積極的なはたらきかけが言葉の発育に影響を及ぼすことは間違いないでしょう。
育児関連の本を読んでいても、胎児期からの母親による語りかけを経験した子どもは、言語感覚に優れ知能も高くなったという報告が多いようです。
日本語、英語に関わらず、言語の発達は思考力の発達に関係してきます。
なのでこれから出産を迎える方、今まさに子育てに奮闘しておられる方、教材なんて一切使わない「語りかけ」も、言語力を高める一つの方法だと思ってやってみてください。
最後に、「そんなに焦って教育しなくても・・・」と思うパパママさんも多いと思いますが、良いやり方で楽しく取り組めば、「教育」なんて旗印を掲げなくても、結果的にお子さんにとってプラスになることがたくさんあると思います。
僕の妻も、教育を気負っているというより、もともとおしゃべりも好きなので、楽しく子どもと触れ合いたい、という気持ちの方がまずは大きいはずです。
「胎教」「知育」「教育」いろいろな重たい言葉がありますが、「子どもと一緒に楽しむこと」が一番大切なことです。
だって子どもは、楽しいことばかり期待して毎日を生きているのですから。