息子にはじめて英語ネイティブに会わせてみた。
こんにちは、英語子育てパパです。
以前、アメリカ人の英語ネイティブのFさんに
「息子に自分(パパ)以外の人間と英語を話す機会がないのが悩み」
という話をしたことがあります。
4歳になっていろいろなことを理解できるようになってくると、日本人だらけの環境の中で英語を自分から話すことはほとんどなくなっていました。
「英語が当たり前ではなく特別なものになってしまい、自然に英語を発話することにためらいが生じてしまう」という問題は、単に年齢的なものだけでなく、この日本における社会環境的な問題としても重くのしかかってくるだろうということは英語子育てを始めた当初から想定していたことではありました。
だからどうにかして「英語は当たり前」の意識や環境を保ち続けることが英語育児をする上ではある意味最大の課題になると思っているのですが、そうと分かっていてもなかなかできることではありません。
そんなモヤモヤの中でFさんに打ち明けてみたのですが、そしたら彼は「僕でよければ会ってあげるよ」と言ってくれました。
実は息子は「ふだん周りの人とは英語は話さないけれど、英語ネイティブと話してみたい」というふうなことを言っていたこともあったので、とても良い機会になると思いました。
ぜひにとお願いして、先日ついに実現しました。
妻と娘(1歳)も連れて、みんなで動物園に行きました。
サプライズをしようというFさんの提案もあって、息子には「動物園にはパパのお友達も一緒に来るからね」とだけ伝え、英語ネイティブに会うことは内緒にしていました。
はじめて英語ネイティブを目の当たりにして、ひょっとしたら恥ずかしがって何も喋らなくなるかもしれないとか、逆に喜んで想像以上に英語を喋ろうとするかもしれないとか、いろいろな心配や楽しみを想像して、ワクワクソワソワしながら待ち合わせ場所に行きました。
そしてついに対面のとき。
まずはFさんの方からとても気さくに挨拶と自己紹介をしてくれました。
そのフレンドリーぶりに安心したのか、息子も
I'm 〇〇!!(フルネーム)
と元気に英語でご挨拶できました!!
(その瞬間を動画におさめなかったことをちょっと後悔しています。)
まったく恥ずかしがる様子もなく、そして動物園に来れて嬉しいという気持ちも手伝って、終始めちゃくちゃ元気に楽しそうにしていました。
Fさんもずっと明るく話しかけたり、息子から英語を引き出そうとうまくリードし続けてくれて、「英語に触れながら動物園を楽しむ」という素敵な時間を作ることができました。
息子はつい日本語もたくさん話していましたが、自分で言えることは堂々と英語で言っていました。
僕が見ている限り、Fさんの言っていることはだいたい理解できているようでしたし、彼の英語もしっかりとFさんに伝わっていました。
ここまでの僕なりの英語子育ての成果を見た気がして、とても嬉しかったです。
新しい言葉も学ぶことができて、本当に楽しんでました。
Fさんは子どもが喜ぶ接し方やおもしろいワードなどを心得てくれていたことが本当にありがたかったです。
ちなみにFさんは娘にもたくさん話しかけてくれて、娘もlion(ライオン)やhippo(カバ)などの発音ができるようになりました。
僕の発音も悪い方ではないと思っていますが、やはり幼児にはネイティブの発音で覚えさせるのには適わないなと思いました(笑)
動物園の後は、芝生がきれいな近くの広場に行ってピクニックをしました。
たくさん食べて走り回って、ごっこ遊びもしたり、ずっと笑いっぱなしの本当に素敵な時間になりました。
帰宅すると、すぐに息子は
「Fさんにお手紙書きたい!」
と言って、紙にFさんの似顔絵を描いてあげていました。
「これも食べてもらいたい!」
と言って、自分の好きなゼリーも似顔絵と一緒に渡すことにしました。
Fさんのことが大好きになったようで、「パパ、絶対Fさんに渡してね」と言って僕が忘れないように僕のカバンに自分から勝手に入れていました(笑)
後日、Fさんに息子が描いた似顔絵とゼリーを渡したら、とても喜んで「また一緒に遊びに行こう」と言ってくれました。
今度は水族館も良いかもしれません。
楽しみです!
最後に。
わが家の英語子育ての一つのこだわり、というか金銭的な問題もあって、子どもたちを英会話スクールや英語教育に特化した幼稚園のようなところには通わせていません。
スクールに通わせることが英語育児の正解ではないとも考えています。
それでも、どうしても「英語もネイティブとの接触も特別」という感覚がぬぐい切れない今の日本社会では、だからこそやはり英語ネイティブとの関わりは重要な意味を持つものだと思います。
あれから数日が経ちますが、動物園でFさんに教えてもらった英語を息子は毎日楽しそうに口にしています。
外での実践的な体験以上に頭や心に根付くものはないのでしょうね。
そういう意味で、家庭での英語育児を中心にしながら、ネイティブとの英語コミュニケーションを当たり前に感じ、実践させられる手段としてスクールに通わせるのはアリだろうなと改めて感じました。