第332回 TOEIC公開テスト 感想
こんにちは、英語子育てパパです。
昨日は久しぶりにTOEIC公開テスト受けてきましたので、今日はその感想を。
受験された方々お疲れさまでした!
今回僕が受けたのは第332回(午前)で、1問目が「通路に立つ男性」のフォームです。
●総合難易度:普通(orやや易)
という感じでした。
ではパート別に振り返っていきます!
●Part1:やや難
最近TOEICは難化傾向にあって、Part1から難度の高い語彙が出るというのは聞いていましたが、思ったほどではなかったというのが率直な感想です。
aisle「通路」、twinkling light「きらめく光」(だったかな?)、cut up「裁断する」あたりが発音含めて少し難しかったでしょうか。
potted plant「鉢植え」も出たましたが、これは対策問題集でも登場するので(aisleも)事前に公式問題集をしっかりやっていれば大丈夫だと思います。
女性が1ダースほどの水のボトルを手渡そうとしている写真で、明らかに人物描写がくると思ったのですが、実際には女性の奥にある「ジャケットがハンガーにかけられている」が正解で、変則問題でした。
ときどきこういうのがあるんですよね。
1問目の通路に立つ男性も、本棚に手を伸ばしている動作が描写されると思ったら実際には「通路(aisle)に立っている」が正解で、そういう意味では少し変則的だったかと。
みんな気にしなかったかもしれませんが、2問目の「女性が(皿から)容器に食べ物を入れている」問題で、「容器」をboxで表現していたところに僕はちょっとだけ違和感を覚えました。(見た目的にはどんぶりみたいな感じだったような。)
まあでもlunch boxとか言うくらいなので、そういうものなんでしょう笑
定番表現としては、モノの状態を表すhave been p.p.(hanged)(「ジャケットがかけられている」)や、
モノが行為を受けている最中を表すbe being p.p.(cut up)(「木が裁断されている」)がいつも通りという感じで登場していました。
「人々がサイクリングしている」みたいなシンプルでド直球の易しい問題もありましたが、語彙の多少の難しさと変則問題の点で「やや難」としました。
●Part2:やや易
ストレート問題の割合が変化球よりもかなり高かった印象です。
後半に進むにつれてやや難易度が上がって行くのはいつもの傾向かと思いますが、それほど悩む必要はなかったです。
一つ気になったのは、選択疑問の問題が多くて出題パターンにやや偏りがあったかな?というところ。
●Part3・4普通
Part3では3人会話が2題登場しましたが、いずれも設問に固有名詞(人物名)があったので、先読みの段階で構えておくことが容易でした。
※設問に固有名詞がある場合は3人会話である可能性が非常に高いというのを知っておくことは、先読みのポイントの1つですね。
全体としては「会話の場所」「話者の職業」「話題」「抱えている問題点」「次の行動」などのオーソドックスな問題が多かった印象で、比較的解きやすかったです。
発言意図の問題はやや難しかったかもしれません。
最近よく言われているイギリス訛りの女性が複数回登場。
彼女はスピードも速く、苦戦するポイントですね。
以前からよくあるscheduled(シェジューウみたいな発音)も相変わらず登場しました。
グラフィック問題では、計6問のうち、(覚えている限り)2問はひっかけでした。
選択肢の対になる文言が複数回登場し、最後まで流れをしっかり聞き取らないと答えにたどり着けないタイプのもので、これは対策がものを言うと思います。
グラフィックの内容的には「フライトの行先」「商品の値段」「部屋の配置」などよく見るものが多かったです。
●Part5:やや易
たしか1問目が助動詞mustの後の動詞の原形を選ぶ問題で、超基礎でした。
他にもSVを読み取って主語(名詞)を選ぶ問題や、despiteとalthoughのように前置詞と接続詞を区別させる問題など、基本的でオーソドックスな問題が多かったです。
be+過去分詞+to不定詞(例:be required to)のように語法的に(またはコロケーション的に)解かせる問題も複数ありました。
構文としては、the比較級, the比較級や分詞構文などの高校英語の構文も登場。
ちょっとだけ「おっ」と思ったのは、前置詞が並ぶ選択肢のうち、一つだけgo(動詞)が紛れ込んでいるなど、これまでになかったタイプの選択肢の作り方が見られたこと。
選択肢の作り方も最近は注目ポイントとよく言われていますね。
●Part6:普通
取り立てて特徴のある問題はなかった印象です。
さっさと解いたので内容ほぼ覚えていません笑
ただ、文挿入はやはり消去法が有効だと感じました。
●Part7:やや易
まず、articleの問題がトリプルの3題目に1つ登場しただけだったのが意外でした。
articleに悩まされる方も多いと思うので、それだけでもかなりハードルは下がった印象でした。
トリプルの3題目は、5問中2問が難問だったと個人的には感じました。
全体的にやや難易度の高い語彙が設問中に登場することが複数見受けられました。
「ココナッツの価格が物価高の影響を受けて高騰する」といった時代を反映したテーマの出題もありました。
●Part5~7の語彙について:
referrals「紹介・参照・委託」やmandatory「義務的な・必須の」あたりが初級者の方には難しかったかもしれませんね。
appreciateの意味問題が登場しました。これも定番というか。
value、admire、understandで悩んだ人が多いのではないでしょうか。
文脈を読めばadmireは明らかにおかしかったのですが、慣れない方には難問だったかもしれません。
答えはvalue(のはず)ですね。
compliment「賛辞・誉め言葉」も登場しましたが、complaint「苦情」と勘違いすると大変なことになる問題でした。
見た目の雰囲気が似た単語は要注意ですね。
●総評:
回やフォームによって差はあるのでしょうが、僕が今回受験したものについては極端に難化したとは感じませんでした。
一部の語彙の難しさや訛りの聞き取りづらさなどの点ではややとっつきにくくなっている印象はありますが、問題内容自体は標準的で、正確に読めていればほとんどの問題で迷う必要はないと感じました。
迷ったとしても、消去法が効果的で対処できたと思います。
難易度高目の語彙も、分からなくても文脈的に推測することが可能といったレベルだったのではないでしょうか。
少なくとも僕はそんなふうな感想です。
●時間配分の記録:
Part5と6合わせて15分ほどで通過。
Part7に60分残せたのは良かったです。
Part7はシングルで1題あたり平均3分、ダブル5分、トリプル6分の配分で全解答し、2分ほど余らせられました。
僕は基本的に書かれてある文字は全て読みたくなるタイプなので、その割にはおおむね理想的な解答ペースでいけたかなと思います。
肝心のスコアは・・・
結果を待ちたいと思います。
また受けるチャンスがあれば受けたいと思います!