こんにちは、英語子育てパパです。
フラッシュカードが語彙力増強や認知力向上などに役立つというのは前の記事の通りです。
でもこれを成功させるためには、そもそもフラッシュカードに目を向けさせる必要があります。
プラレールや人形などのように動きや立体感のあるおもちゃとは違って、フラッシュカードはただのカード、紙きれでしかありません。
おもちゃ要素としては圧倒的におもしろくない部類に入るでしょう。
だから、いくら子どもに「見て見て」と促しても、一瞬で興味を失ってしまうことも少なくありません。
実際僕の息子も、最初は全然興味を持ってくれませんでした。
最近は国旗カードにも取り組んでいるのですが、子どもにとってはあんな訳の分からない絵が描かれているだけのカードなんておもしろいはずがないのです。
でも、それでもどうにかして興味を持ってもらい、なんとか飽きさせずにカードを見せ続けるという試練を乗り越えなければ先はありません。
そこで重要なのは、発想の転換です。
カードに描かれている文字や絵にはじめから興味を持たせようとするのではなく、
カードを使って遊ぶこと自体がおもしろいと思わせるのです。
ただカードを手に持って「見て見て」と言っていてもそれは遊びではないので子どもにはおもしろくありません。
興味を持たなくて当然です。
興味を持つはずがないのに無理に見せようとしても、だんだんイラつきと共に「見て見て」が「見てよ!」、「見なさい!」となって空気をぶち壊した挙句、無駄に疲れて終わるだけです。
だから、カードを「見せる」ことはいったん忘れましょう。
カードを使って全力で「遊ぶ」手本を見せるのです。
たとえば僕が国旗カードで実際にやったのは、
まずカードを床にばらまいて、
一人でJapan! America!などと叫びながら日の丸や星条旗を大げさにバシバシ叩くというものでした。
そしてカードを叩くたびにOh Yes! Yeah---!! I got it!!などと大げさにリアクションをしました。
言うなれば、「一人誇張カルタ」をやってみせたわけです。
するとその様子を見ていた息子はキャッキャ言いながら近づいてきて、
僕のマネをして同じようにカルタをバシバシ叩き始めました。
よしよし、引っ掛かったぞ(ニヤリ)と狙った魚を釣ったような気持ちになりつつ、第一段階をクリアしたと思いました。
べつにやり方はなんでも構いません。
カードから少し離れたところから、China!と言ってダッシュして中国国旗に手を伸ばす、ビーチフラッグ形式でも楽しいでしょうし、
裏返したカードをめくりながらWow! Italy!! Oh, this one is Russia!! Amazing!!!とか言って意味もなく大げさに驚いて転んでみせるとか、
こちらとしては意味不明な行為でも、子どもが「なんだか楽しそう」と思えればなんだっていいんです。
そしてこちらが恥を捨てる勇気があればなおさら良いです(笑)
さて、しばらく息子と一緒に誇張カルタを続けていると、さっそくJapan、America、Koreaという具合にいくつか覚えていきました。
そうなってくると、普通のカルタ形式でもそれなりに遊べるようになっていきます。
さすがに単純に1枚ずつ見せていくだけのシンプルなやり方ではまだすぐに飽きてしまいますが、べつにそのやり方に辿り着かなければならないわけではないので問題ありません。
5枚、10枚、20枚とだんだん数を増やしていきながら継続することを目指します。
こんな感じで、「カードもおもちゃの一つ」だと思わせることから始めてみてください。
きっとうまくいきます。
2歳の息子でもうまくいっていますし、今では手の届かないところに置いてある未開封のカードの束を指差して「play cards」(「カードやりたい」の意味)と言うようにすらなりました。
いかに遊ばせるか。
これがコツです。