こんにちは、英語子育てパパです。
赤ちゃんの言語習得の入り口は「音」だと言ってきましたが、
じゃあ親が英語子育てをする入り口はどこにあるのでしょうか?
この2年超の英語子育てで個人的に実感したのは、
「子どもの英語教育は絶対に人任せにしてはいけない」
ということです。
キッズ英会話に通わせよう、くらいはたぶん熱心なパパママさんであれば考えることだと思います。
スクールに通わせること自体は別に悪いことではないと思います。
(うちは通わせていないので何とも言えないところもあります。)
でも、「英語はスクールでしっかり身に付けてもらおう」という考え方をお持ちであれば、それは絶対にやめておいた方がいいです。
その理由の一つは、スクールに通わせるだけでは十分な量と触れ合い体験が確保できないことです。
これは単純に時間の問題です。
週に数回、数十分程度の時間を英会話スクールに充てたところで、僕の実感では全く足りません。
いやもう本当にここまで来るのにどれだけ息子に英語と触れ合わせてきたか。
365日毎日欠かさず、一日あたり少なくとも2~3時間以上は英語に触れさせてきました。
音を聞かせる、話しかける、歌を歌う、単語やフレーズを一緒に言って覚える・・・
基本的には楽しくゲーム感覚でやっているので息子も違和感なく英語を受け入れていますが、日本語に負けないくらいとにかく膨大な時間を英語漬けにしているつもりです。
それでも、言語の発達状況を見ていると、やっぱり日本語が圧倒的優位に立ちます。
英語が日本語と全く同等レベルになることはありません。
無理に同等レベルにならなくても必要十分身に付けばいいのですが、とにもかくにも、やっぱりスクールだけじゃ話にならないなと思います。
英語教育を人任せにしてはいけないもう一つの理由は、スクールでの英語教育が中心になってしまうと、英語が「特別なもの」になってしまうことです。
できることなら、子どもにとって英語は「当たり前のもの」として日常にあってほしいです。
特別感が出てしまうと、やがてそれは「自然に身に付けるもの」から「頑張って勉強するもの」という認識に変わってしまう恐れがあるからです。
「生まれたときから英語は当たり前に『おうちに』あったし、今でもそう」
という環境を作れた方が、伸び伸びと自然に身に付けられるはずです。
将来的には、「あれ、英語って世の中的には当たり前じゃないのかも」という現実に気がつく時が来るでしょう。
「周りの友達(の多く)は全然英語なんて喋れないじゃん」
という現実と向き合ったとき、「本当は英語なんていらないんじゃ・・・」と戸惑わせてしまう危惧はありますし、今からその危機感を持ち、対策を考えておく必要もあるでしょう。
それでも、今でしか身に付けられないもの、今でしかできないことがあるからこそ、
今できることを、
最も長時間を過ごすおうちで、
最も長時間を共に過ごすパパママと一緒に、
当たり前の空気の中でやるべきだと思うんです。
結局のところ、親が英語子育てをする入り口とは、
「パパママが主体的に、おうちの中で子どもと一緒に英語を学び、いかにも当たり前のものであるかのように身に付けよう」という意識と覚悟を持つことです。
スクールは、自分たちにできないことを補ってくれたり、おうちで学んだことを実践できたりする練習の場所、くらいのつもりで通わせてあげられるといいのではないでしょうか。
単一言語国である日本で、我が子に英語を身に付けさせるなんて決して簡単なことではありません。
まして「英会話スクールで学んでもらえればもうけもの」、くらいの感覚で成功できるわけがありません。
(それで成功するなら国には全幼児に英会話スクールへの通学を義務付けてもらいたいくらいです。無償で。)
本人は楽しく学んでもらえればいいのですが、一番大変なのは間違いなくパパママです。
「勝手に身に付く」ものでない以上、「どうにかして身に付けさせる」ための工夫と根気強さが求められるからです。
しかもそれが何年も続くのです。
僕の恩師である大学教授は著名な第二言語習得の専門家でした(今はもう引退されています)が、ご自身のお子さんを日本で英語バイリンガルに育て上げるのには途方もない苦労をした、と仰っていました。
専門家ですら困難なことを、一般家庭のパパママがやろうというのですから、相当の覚悟と努力が必要です。
でも僕自身がいろいろと実践してそれなりに上手くいっているように、決して不可能なことではありません。
これからもどんどんアイディアや情報を共有していきますので、一緒に頑張っていきましょう!
パパママが頑張ってこそ子育ては成功する!!と信じて。